エディ・レッドメインの映画

BIRDSONG (愛の記憶はさえずりとともに)

あらすじと感想(ネタバレ注意)

2012年製作BBC


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エディ主演なので前から何となく気になってはいたけど日本語版のDVDが発売してなかったので、購入を迷ってました。が!とうとうイギリス版のを購入。英語の字幕は出せるようになっているのでなんとか観れました。

 

原作は全然知らなかったのですが、1993年の発売以来イギリスではかなり有名らしいです。

 

 主人公のエディ・レッドメイン演じるスティーブンは、親が早くに死んだので親の愛や家族というものを知りません。第一次世界大戦の時代、いつ終わるかわからない戦いと周りの仲間がどんどん死んで行く中、主人公は唯一愛した女性であるイザベラとの思い出を度々思い返します。

そのアミアンでの回想シーンは恋愛が描かれてるっていうのもありますけど戦争シーンとの対比でものすごい綺麗なんですね。美しい自然と家と、綺麗なドレス。音楽も静かなピアノの感じがめちゃ合ってて素敵でした。

 

しかし、スティーブンの愛したイザベラには旦那さんとそのつれごがいて不倫だったんです( ノД`)…とても 幸せそうには見えなかったので一目惚れした彼女をなんとか助けたくなっちゃったんですね~。

 

結局イザベラと駆け落ちし幸せな毎日を過ごしていたスティーブンたち。しかしそんな日々も長く続かず、二人の人生に関わる深刻な価値観の違いに直面し、すれ違いが起こって行きます。それは孤児で苦労してきたからこそ出てきた言葉なんですが、誤解されて伝わってしまい、それが原因でイザベラは突然スティーブンのもとを去ってしまいます。ここからが辛すぎて見るの苦しかった!(泣) 

 

 『博士と彼女のセオリー』の時も感じたけど、エディレッドメインの演技力すさまじいです。イザベラにむける愛おしい者を見る目、去ってしまったイザベラを問い詰める時の怒りと耐え難い悲しさ、しかし根底にはやはり愛おしさの混じった表情、怒りにとらわれてる時の冷徹さ、戦争が終わったときのふっとなにかが切れたように泣くシーンなど、人間らしい感情をたくさん見せてくれます。

 

あとFirebraceという軍の部下で穴堀のリーダー的な人にスティーブンは人生の大事なことを教わるんですが、そのシーンもすごく良かったです。Firebraceは度々出てきて最後にはかなり親しみがわいてくること間違いない笑

 

こちらがFirebraceのおっちゃん(左)↓
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エディ目当てじゃなくてもかなり見ごたえあって感動する映画だと思います。私は原作の本も読んでみたくなりました。